糖尿病診断までのフローチャート

結果として糖尿病と診断される人であっても、明らかに数値全てが糖尿病と診断される人ばかりでなく、血糖値調節の異常の出方も人それぞれに異なるため幾つかの検査の数値を組み合わせて診断される事になります。


画像引用: 日本糖尿病学会

血糖値が正常値からズレている時のリスク

血糖値が高い場合のリスク

糖が過剰に血液の中にある事で血管が傷つく事、浸透圧の関係で血圧が上がる事、そして傷ついた血管が傷つく事への防御として硬化する事があります。もちろんそれらの症状も十分に恐ろしいのですが、血糖値が高い状態が続く事で体が血糖値をコントロールする機能を失って糖尿病を発症する事で新たな病気の引き金になります。

・脳梗塞
動脈硬化が進行して血管が狭くなって詰まってしまう事で起きる。

・心筋梗塞
動脈硬化で冠動脈が詰まり、心筋に酸素などが届かなくなる事で心筋が壊死。

・糖尿病腎症
糖によって腎臓のろ過機能が低下して老廃物が排泄できない・または必要な栄養分が排出されてしまう。進行すると人工透析が必要となる。

・糖尿病網膜症
網膜の血管が詰まる事などから失明に至る。

・糖尿病性神経障害
温度や痛みが感じられなくなる感覚障害や運動神経の障害、自律神経障害など神経系に障害が起きる。

原因が完全に解明されていない物もありますが、糖が多すぎる事での血管の詰まりが原因となる重篤な合併症が多くあります。初期に血糖値が高い段階では自覚症状を感じる事はあまりなく、健康診断で初めて気付くケースが多いので定期的なチェックが欠かせません。特に年齢が高くなると血糖値をコントロールする機能は自然と下がってしまう物ですから油断は禁物です。




低いときの体への影響、リスク

元々血管に糖が流れているのは体中にエネルギーを運ぶためです。血糖値があまりに低い場合、脳が機能できなくなるため、必要以上に下げる事はとても危険です。

血糖値が低すぎる場合に見られる体の諸症状

70以下感情的になる、鈍感になる
60以下空腹感、吐き気、計算力や注意力の低下
50以下頻脈、冷や汗、顔面蒼白、倦怠感、頭痛、寡黙
40以下血圧上昇、上腹部痛、手のふるえ、あくび、異常行動、複視、見当識障害、8時間続くと植物状態に陥る
30以下傾眠
20以下痙攣、深い昏睡、不可逆的機能障害

表参照: クリニック・ハイジーア

低血糖は主に糖尿病で血糖値の調節が上手く行かない人に現れやすい症状とされますが、希に糖尿病ではなく消化器官などの不調が原因の低血糖症、血糖調節異常が原因で起きる事もあります。